PSPを販売して商標法違反

面白いニュースがあったのでちょっと紹介です。

改造「PSP」売りさばき逮捕 ゲーム機の商標権直接侵害では初

PSPは標準ではエミュレータとか動かないのですが、改造用のFW(ファームウェア)を導入することで、セキュリティが解除され、色々実行することができます。
通常サイトで転がっているのですが、みんながみんな自分でこのような改造ができるわけではないです。そこで、この被疑者が代わりにやって、改造済みのPSPをネットオークションで売っていたものです。
ちなみに、改造といっても、ソフトを所定の手順でインストールするだけのものです。


さて、この被疑者を逮捕する場合、どういう嫌疑をかけるか?となると、意外に取り締まる法律が無いものです。ということで、意外に使える法律である「商標法」で取り締まったようです。

「PSP(正規品)」を改造することにより、もうそれは販売されている正規の「PSP」とは異なるものとなります。しかし、この異なる「PSP」に、「PSP」のロゴが付されている訳です。ということで、商標権の直接侵害を問える事例だとは思います。